道天好転

2017.03.15

[vol.038]

ゴルフとライフスタイル

TEXT : YOSHIO OSAE

シングルさんはすべてを疎かにする?

私事で恐縮ですが、ゴルフを嗜めるようになると早寝早起きが苦にならず、ゴルフ中心のライフスタイルになったという実感があります。フト気付くと、夜の街を徘徊する回数も減り、徹夜仕事を避けるようになりました。他のスポーツもほぼ同様と思いますが、特にゴルフは「朝型人間」を増殖するスポーツと思います。早朝のティーグランドに身を置くという行動ひとつとっても、それ相応の努力を強いられますが、それが苦にならないから不思議です。

好きな事をしようと思うと、普段とはまったく別の脳が働くようです。たとえば、ゴルフはスポーツの中でも多くの道具やグッズを使いますから、その情報収集や吟味する向上心も活発化します。さらにゴルフ中心のクルマ選びや、ゴルフ中心の居住環境など、ゴルフとの絆を深めようという気持ちが、多々の思考能力を高めてくれるようです。

オノフから配信されるニューアイテムのSNSに心を動かされ、トーナメントツアーの勝敗に一喜一憂し、ゴルフから学んだフィロソフィーを仕事や生活に反映するのも、正しいゴルフ中心のライフスタイルと言えるかも知れません。

「ここまでゴルフにはまって良いものか……」という自戒と愚問も生じますが、この悩みは現代の私たちだけではなく、先の偉人達もゴルフとライフスタイルの蜜月の関係を考え、それを上手く説いてくれました。

個人的に興味を抱いた明言・語録はいくつかありますが、その中でもイギリス人の政治家「デイビット・ロイド・ジョージ(1863〜1945年)」の巧みな文言は、現代に通じるゴルフの明言といえます。

「ハンディ30の人は、ゴルフを疎かにする。ハンディ20の人は、家庭を疎かにする。ハンディ10の人は仕事を疎かにする。ハンディ5以下の人は、すべてを疎かにする」

身につまされる方もいらっしゃると思いますが、ゴルフとライフスタイルを皮肉った、政治家らしい明言と言えます。ご本人のゴルフの腕前を残した記録はないようですが、明言から想像するには、さほどお上手ではなかったのでしょう。ハンディが少なくなればなるほど、ライフスタイルに影響があり「ハンディ5以下の人は、すべてを疎かにする」……。ゴルフが上手くなるということは、それなりの代償を払うということでしょうか。

偉人の明言に異論を唱えるつもりは、毛頭無いのですが「その当時オノフの赤があれば、すべてを疎かにする事はなかった」と、心の中でモゴモゴ言いながら一件落着とします。

ちなみに偉人の代表的明言には、さらに諧謔的なものもあります。目の付けどころが、やはり偉人というか、ゴルファーの心理を上手く描写しています。

「わたしが最も尊敬するゴルファーは誰あろう、エジプトのスフィンクスだ。2千年になろうとする間、バンカーにいながら、泣き言ひとつ言わないじゃないか」

多忙な人のためのゴルフ上達進化論

仕事に家事に、普通の生活を営むと必然的にゴルフに費やす時間が物足りなくなります。たとえゴルフ中心のライフスタイルがお望みでも、そうは上手く問屋が卸さないというのが現実でしょう。月二回のゴルフは確保しても、練習量が少ないから思ったほど上達しない。

その難題を解決するために、さらに偉人の明言をヒントにしようと調べてみると、参考になりそうなものがありました。それも「進化論」のダーウィンの孫に当たるバーナード・ダーウィン(1876〜1961年)の明言です。

バーナードは、ゴルフのコラムニストとして活躍された偉人ですが、結論から言うと、この偉人は練習に対するゴルファーを4つに分類しています。

「ゴルファーの練習方法は4種類ある。 ①むやみに練習する者 ②賢明な練習をする者 ③愚かな練習をする者 ④全然練習をしない者」

自分がどのタイプに相当するか、試しに一考してみてはいかがでしょうか。僕の場合は、ゴルフを嗜めた当時は①でした。「まずはトラック1台分のボールを打て」というのが、ごく普通の教えでしたので、滅茶苦茶に打っていた記憶があります。ボールにヒットできるようになると③の状況になりました。ほとんど独学だったので、愚かな練習の積み重ねだったような気がします。

そして愚かな練習を積み重ねると、②の賢明な練習方法を見つけたような錯覚に陥りました。それが本当に賢明な練習方法なのか、それとも愚かな練習方法なのか、今でも定かではありません。ただ唯一言えることは、④ということはまったくなく、気が向くと練習場へトコトコ足を運ぶようにしています。

つまりバーナードは、賢明で効率の良い練習方法を見つけることが、時間や金銭の負担を減らし、ゴルフを進化させると解説したわけです。

ゴルフとライフスタイルという壮大なテーマは、人生の歩み方に相通じる点も沢山あるようです。ゴルフは特別な存在ではなく、日常生活に欠かせない一部と感じたとき、ゴルフとの素晴らしい関係が成立したと思って良いのではないでしょうか。ライフスタイルに負担をかけるようなゴルフは、いくら好きでも長続きしませんから……。

さて、ゴルフの進化と言えば「クラブオノフ」もさらに一歩前進します。本日15日から、メンバーサービスそして限定商品の充実等、話題性たっぷりの「クラブオノフ・プレミアム」がスタートします。「クラブオノフ・プレミアム」は、ゴルフとライフスタイルの心地よい関係を提案してくれます。詳細は下記リンクから、是非どうぞ。

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yoshioosae
各出版社の創刊編集長、編集局長を歴任。ゴルフ専門誌の編集長を12年間務めた。現在は執筆とプロデュース関連で活動中。