道天好転

2017.03.28

[vol.040]

ジャパンゴルフフェア2017

TEXT : YOSHIO OSAE

冷たいハマ風に背中を押されてパシフィコ横浜

昨年までの開催地、東京ビッグサイトの東京・お台場から多摩川を跨いで西へ約25km。ジャパンゴルフフェア2017の舞台は、今年から横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜へ引っ越しました。

浜風の本場と言える横浜のハマ風。横浜元町や山下公園周辺を歩いていると、潮の香りと異文化が混じった独特の香りがします。僕が訪れた24日は、かなり背伸びしたビル群の影響もあってか、強く冷たいハマ風が頬を突きます。会場周辺は恒例の派手なのぼり旗も鳴りを潜め、厳かに開催しているという印象でした。

出展メーカーの紹介より、周辺レストランのグルメクーポンが目立つ大会リーフレット。それを小脇に抱え会場内へ入ります。そのグルメクーポンが予告したとおり、会場内はソースや香辛料、食品の臭いが漂っています。このイベントに20年近く欠かさず足を運んでいますが、場所が変われば空間や臭いもその姿を変えるのでしょう。

それはさておき、目指すはオノフブース。会場内はブースの低層化が進んでいるようですが、オノフのブースは2本のモノリスを高く掲げていました。これを帆の代わりにすれば、ハマ風を集めやすく、オノフに加勢してくれるでしょう。

そのモノリスの4面を使って、嗜好の異なる4つの手法でブランドアピール。中1面はニュー・黒シリーズはじめクラブを主体としたもの。ラボスペックのシャフトの展示もあり、現物にはじめて触れられるユーザーの方も多く、スタッフにいろいろ質問されていました。

ブース全体を囲む外側2面は、スコットランドのリンクスへタイムスリップしたような錯覚に陥る演出が特徴。強大な風景パネルの足元には、芝に置かれた各種キャディーバッグやシューズを展示。その中でも、新製品の『GARA』シリーズの『IKAT』も展示され、レディスゴルファーの注目を集めていました。

スコットランドの風景をリアルに再現されると、ここで記念撮影という衝動に駆られるのも不思議ではありません。ちょうどベンチも用意されていて、ここで多くの方々が来場記念の撮影をしていました。多分、とても多分ですが、写し方によってはスコットランドへ実際に行かれたように撮れたと思います。

最後の1面は、オノフ生誕15周年アーカイブ写真展。2002年に誕生したオノフを、重厚な額縁に収めた写真でその時を顧みます。「CLUB ONOFF」がテーマにする「スコアだけではなく、自然を楽しみ、五感でゴルフを愉しむ」。そのルーツを集約した写真たちを眺めていると、ブランドコンセプトが伝わってきます。

そして、その片隅にひっそりと「CLUB ONOFF」の専用デスクが佇んでいました。専任スタッフのお話しですと、多数のメンバーの方々がお寄りになってくれ、いろいろなご意見を拝聴できたそうです。メンバー限定の来場記念ノベルティプレゼントも好評。先着60名様には、オノフのボールとスコアカード記入に最適な鉛筆がプレゼントされたそうです。残念ながら僕は、先着漏れしました……。

その他にも、今春発売になる「ONOFF garment」のポロシャツも抽選で5名様にプレゼントされたそうです。残念ながら、僕は応募するのを忘れました。本当に惜しまれます……。

ところでこのポロシャツ、既存のポロのイメージとは一線を画す素晴らしい出来栄えです。最上の綿選びから編みたて、パターンや縫製までとことんこだわった逸品。実際に僕も着ていますが、洗っても、洗っても型崩れせず、綿のしなやかさと肌触りは変わりません。襟の緩やかなラインも自然にでき、素材の確かな強さを感じます。科学を超えた確かな素材感と存在感が、このポロにはあります。

試打ブースでもニュー黒シリーズが高評価

オノフの試打ブースを覗くと、順番待ちのお客さんが列をなしていました。実際に試打して評価するのがもっとも適切な手段。そのため試打を目的とした来場者も多く、それなりの準備をしてくるようです。試打の後は、しっかりメモを取る人もいて、その姿勢には感服します。

僕が見て耳にした限りですが、ニュー・黒シリーズの評価は想像していた以上に高く、幅広い層のゴルファーが新たに注目してくれたということです。多分、60歳台半ばの人と思える人も、かなり良い弾道を放っていました。そうかと思うと、20歳台後半の人も力強い弾道を打っていました。

東京では桜も開花して、今シーズンもいよいよ開幕です。ゴルフフェアに来られなかった方には、是非オノフの試打会に足を運んで頂き、その実力をチェックしてはいかがでしょうか。クラブが変わればゴルフも変わる。そんな期待にオノフは応えてくれます。

yoshioosae
各出版社の創刊編集長、編集局長を歴任。ゴルフ専門誌の編集長を12年間務めた。現在は執筆とプロデュース関連で活動中。