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LAST UPDATED:2025.06.04

プロインタビュー vol.73

権藤可恋

JLPGAツアー出場資格を持たない選手や新人選手に、試合経験を積ませながら育成・レベルアップを目的として1991年からスタートした下部ツアーがステップ・アップ・ツアー。同ツアーに昨24年19試合参戦し、「ツインフィールズレディース」で初優勝を挙げ、「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」で2勝目を飾り、JLPGAステップ・アップ・ツアー 明治安田ステップ・ランキング第1位に輝いたのはチームオノフの権藤可恋プロ。25年レギュラーツアー前半戦出場権を獲得し、今季の主戦場はJLPGAツアーだ。初シード入りに挑んでいる権藤プロにその意気込みをインタビューした。

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――昨年は下部ツアー2勝とで大活躍でしたね。今年からチームオノフに加わり、レギュラーツアーでのさらなる活躍が期待されています。

権藤 新たな気持ちで臨んでいます。応援よろしくお願い致します。

――ステップツアー第1位になったことでレギュラーツアー前半戦の出場権を得たわけですが、第1位といういわば「称号」は自信になるのではありませんか。

権藤 自信というよりも、1年間戦った結果がトップだったという感じの方が強いですね。一打一打、集中してプレーしたことが優勝につながったのだと思います。そんなプレースタイルを変えずにレギュラーツアーでもプレーしたいと考えています。

――勝つ、勝たないという勝負よりも自分のプレーに徹することを優先させているのですね。

権藤 はい。とはいっても、実は1勝目では、50センチのウイニングパットを打つとき、手がプルプル震えてしまって…今でもよく覚えているほど緊張感に襲われてしまいました。

――開幕戦は、残念ながら予選落ちを喫しましたが、次戦では予選通過を果たして決勝ラウンドに進出。いわゆる片目が開いたというか、結果を残せましたね。精神的な余裕が少しは生まれたのではありませんか。

権藤 う~ん、確かに予選を通過することはできましたが、決勝ラウンドでもプレーできただけの順位でした。心の奥には予選通過したい思いが確かにあるものの、やはり1ラウンド、1ラウンド自分がやり切ったと思えるプレーがしたいのです。理想論かも知れませんが、自分が納得いくプレーを紡ぎ続けられたなら、それなりの結果はついてくると思っているんです。レギュラーツアーならでは試合感やゲームの流れがまだつかみ切れていないので、少しでも早くつかみたいし、ツアーそのものに慣れたいです。

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――今年のツアー目標は?

権藤 レギュラーツアー前半戦の出場資格しか持っていないので、まずはリランキングで上位をキープし、ツアー後半戦も出場し続けられるようにしたいです。最大の目標はツアー最終戦のリコーカップに出場すること。ポイントランキング上位、できればツアー初優勝で出られたら最高ですね。

――ステップ・アップ・ツアーは3日間競技、レギュラーツアーは4日間競技がメインですが競技日数が増えることに戸惑いはありませんか。

権藤 特にはありません。競技日数が4日間に延びて良かったと思えることもあるだろうし、3日目を終えてあともう1ラウンドで巻き返せると踏ん張れることもあると思います。できれば、ラウンドを重ねるごとに調子が上がっていけば競技日数が多い方が有利ですよね。

――大会によっては午前、午後スタートに分かれることもありますが、得意不得意はありませんか。

権藤 朝が苦手ではありませんし、午後スタートの調整が難しいわけではないので、どちらでも苦にはなりません。それに午前、午後のスタートに関しては自分で決められるものではありません。ですから、考えても変えられないことは考えないんです。目の前の一打に対して、イメージどおりのボールを打てる自信が以前よりも増したように感じるので、自分を信じてショットに臨みたいんです。その積み重ねが結果につながるはずだと考えています。

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――オノフメンバーに加わった感想を頂けますか。

権藤 クラブや用品はもちろん素晴らしく、スタッフが選手に対して親身になって対応頂けるも嬉しい限りです。クラブはまさに「よき相棒」で頼りになります。クラブを使わせて頂き、スタッフやオノフファンのためにも「優勝」という結果を出したいと思っています。これからも応援よろしくお願いします。

――はい、喜んで!というかこれまで以上に応援しますので頑張ってください。貴重な時間を頂き有難うございました。