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LAST UPDATED:2026.10.21

プロインタビュー vol.82

向江寛尚

-チームオノフ 2026ツアーインタビュー-

クラブオノフメンバーに毎回好評を博しているのが、名門コースで開催されるラウンドレッスンだ。コースレッスンならではの戦略、傾いたティグラウンドやラフからのショット、アプローチ、バンカー、パッティングの実践的な指導を受けられる。

また、ティーオフ前には、練習場でのレッスンと試打会も実施され、試打会で試したクラブをラウンドで実践できるのも人気の理由のようだ。

このラウンドレッスンを企画し、定例化させた影の立役者は、教え上手と評判のチームオノフの向江寛尚プロだ。「ゴルフだけでなく、スポーツは『1ミリ』を重ね続けることが上達に結び付くのです」という信念のもと、グローブライドの会社理念である「スポーツは人生を豊かにする」をより具現化するためアマチュアゴルファーのレベルアップに奔走する向江プロにインタビューした。

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――人気イベントのラウンドレッスンはスタートして6、7年も経つそうですが、そもそも始まった理由は何だったのでしょうか。

向江 グローブライド本社6階にフィッティングルームがあったのですが、物販販売だけでなくレッスンも提供したらという発想からです。ゴルフクラブといういわば「ハード」だけなく、レッスンという「ソフト」を発信したならアマチュアゴルファーにより喜ばれるだろうと考えたのです。

ゴルフだけでなく、スポーツは『1ミリ』を重ね続けることがとても大切なのです。レッスンを1回受けてスイングが改善したり、開眼したりするのは、真のレッスンではありません。レッスンは、受けることで次のステージが見えてくる。その積み上げによって基礎を盤石にして行くことが上達に結びつくのです。

個別レッスンとは違ってラウンドレッスンでは悩める同士が集い、仲間意識が強まり、その輪が広まって行く。ゴルフを通じて人生が豊かになることを肌で感じられ、それがラウンドレッスンの継続化の要因になったように思います。 

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――向江プロがレッスンで大切にしているポイントは何ですか?

向江 ①知る。②自分はどうかを知る(比較)、③どう直すか、④反復練習の4ポイントです。どのようにしたらスムーズにスイングができるのか。アッパー軌道の方もいればダウンブロー軌道の方もいますし、腕振りが主体の方もいればボディーターンが主体の方もいます。スイングは個人差があり、スムーズに振れない原因もそれぞれ違うので、矯正法も当然変わって異なります。

また、ゴルファーそれぞれの感度の違いがあり、すぐに上達する方もいれば、なかなか上達しない方もいます。

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 ゴルフスイングは五感の視覚、聴覚、触覚の三つを使うのですが、視覚に頼り過ぎてしまう傾向が強く、自分の反応を自分で理解していないケースがほとんどなのです。たとえば、目を閉じて両手を肩の高さまで上げたなら、腕が地面と平行の位置に達したと察知できる。でも、ゴルフスイングとなると視覚に頼ってしまう=目で見たものをすべてだと思い、触覚が働いていない。体がどれだけ動いたかを察知できていない方には、まずその機能を改善してもらうように努めています。

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――感じる感覚を磨いてもらうという独特のレッスンなのですね。

向江 頭で分かっていても、それを体が具現化できていないと意味がありません。たとえば足を上げているつもりでも実際は上がっておらず、段差でつまずいてしまう。体で具現化させる感覚を磨いたなら、ゴルフスイングだけでなく日常生活での健康作りやケガ防止にも結びつきます。

――感じることってとても大切なんですね。

向江 クラブでも…たとえばアマチュアゴルファーはツアープロが使用するクラブに憧れますよね。憧れる気持ちは理解できますが、同じクラブを手にするのはオーバースペックになり、スイングを悪くし兼ねません。シャフトを例に挙げるなら、しならないほど硬いシャフトを選択したのではタイミングが合わない。タイミングを合致させる観点から考えればSではなく、SRやRのシャフト硬度でも良いのです。

その点、オノフのシャフトは純正で万能であり、幅広いアマチュアゴルファーに適するように設計されていると思います。シャフトに限らず、ゴルフクラブに対してアマチュア向けであることを最優先させ、真摯に取り組んでいるメーカーだと感じます。

レディースクラブはセット売りが主流ですが、アプローチやサンドウエッジが軽すぎるのは実践的ではありません。軽いサンドウエッジではエクスプロージョンショットが打ちづらいのです。ある程度の重さが必要なのです。

その話しを私がしたところ、理解して頂き、ウエッジをセットに加えず、後付け購入できる販売形態を叶えてくれたのです。「スポーツは人生を豊かにする」というグローブライドの会社理念をより具現化するように努めていることが伝わって来ました。

私もその一助になればとレッスンに尽力している次第です。一人でも多くのアマチュアゴルファーの方々にオノフのクラブと「感じる」ゴルフレッスンを体感して頂きたいと思います。

――これからもアマチュアゴルファーのレベルアップに向け、ご活躍ください。インタビューにお応えいただき有難うございました。