2018.6.27

[vol. 022]

AKAアイアン


カツッ、パシッ!
(やっぱり違うな。あぁ、そうか、こう打てばいいのか。)

2種類のアイアンを打っていると、クラブの違いがよく分かると同時に、打ってないほうのクラブの打ち方に気付くことがある。フェースの返し方だったり、スイングの軌道だったり。初歩的なことをつい忘れてしまう。それをかつてのエースアイアンが教えてくれる。学校の恩師の言葉のように。悩んだら基本に戻りなさいと何度言われたことだろう。

僕は取り替えながら打ち続けた。人が少ない練習場に音が響く。学生時代の部活を思い出した。

小学校の低学年から始めた剣道を高3の夏にやめた。大学でも続けるほどの強さはないし、行き詰まりを感じていたからだった。最後の夏の夕暮れ、数人しかいない道場には声や、竹刀の音が響いた。仲間同士の引退試合だ。その試合の結果は思い出せないけれど、帰りの自転車から見た町の夕景が美しかったことは覚えている。

それから10何年もたって、OB会が行われた。その席で、恩師に「君は頑張っていたけれど、相手の目を見るとか、気配とか心を感じるまでいけなかったから、やめちゃったんだろうな。」と言われた。その時はぼんやりと返事をしたのだけれど、ある日、駅のホームで前に立つ人の動きが一瞬で読めた。(剣道ってこういうことなんだろうな)と思った。

人のまばらな練習場では、離れた打席のインパクト音が聞こえてくる。このゆっくりとした時間を満喫しながら、僕は新しいアイアンを打ち続けた。見たことのないような初速の早さと、弾道の高さがショットを誘うのだ。

大人の部活と言い聞かせて、明日も来ようと思う。

製品詳細

「オートマチックなやさしいクラブで飛ばす」をコンセプトに開発されたAKAアイアン。3月の発売以来、「飛び」と「やさしさ」で好評です。反発力を高める「ツイントレンチフェース」や「ハイリパルジョンソール」テクノロジーの導入で優れた飛距離性能を実現しました。またソール全体に配置されたタングステンによりボールの上がりやすさと同時にオフセンターヒットにも強くなっています。ミスヒットでも飛距離ロスが少ないというのはグリーンを狙うセカンドショットで頼れるツールになりますね。

写真の最新のAKAアイアンのとなりに写っているのは2003年に限定発売されたマッスルバックアイアンMB-247です。比べていただくと、フェースの大きさやソールの幅など大きく違うのをお分かりいただけると思います。設計年度の違いだけでなく、開発ターゲットが違いますので形状はかなりちがうのですが、クラブの美しさは2002年のブランド設立以来引き継がれているコンセプトです。

ツイントレンチ設計のメリットのひとつは、フェースの最大たわみポイントを下げたことにあります。実打点で最大の反発をし、飛距離をアップさせています。またトゥヒール方向に反発領域も拡大しミスヒットでも飛距離ロスが少なくなっています。

バックフェースのラインを境にフェースの肉厚が変わっています。上部1.5mm、下部1.9mm。さらにライン部と下部に溝を設ける独自設計のフェースで反発性能を高めています。1.5mmは、製造の上でも極限に近い薄さで生産管理も難しい設計です。

革新的な設計ポイントでもあるハイリパルジョンソールは、ソールがたわむことで反発を高めています。さらにLカップフェースの採用でフェース下部の反発をアップ。フェアウェイでのショットで力を発揮する現実的なテクノロジーです。

前モデルに比べて、スペックにも優しさが表れています。低重心化(20.4→19.9mm)、重心アングルのアップ(14.5→15.0°)。重心の深さは前モデルと同じながらたわみポイントを最適化し、ミスヒットに強くなっています。

新しく設計されたスムースキックMP-518Iシャフトも好評です。重心ポイントをクラブの先端に集中させることで先が重くなりました。シャフトの動きが素直になり振りやすさもアップしました。さらに先端部の曲げ・捻り剛性を高めることで当たり負けや方向性の不安を取り除きました。振りやすいシャフト設計のため、ヘッドスピードが上がる試打者が多くなっています。

ヘッドスピード・反発力がアップして飛距離も伸びるすばらしいクラブになりました。下記のサービスでぜひお試しください
フィッティングラボルーム
レンタルクラブサービス
試打会情報

ラインアップ

  • ■ONOFF AKAアイアン
  • ヘッド素材:#4~#9 = ハイマレージングプラスⅢフェース、ST22ステンレスボディ、タングステン合金ウェイト(I#4~#8)PW~SW = ソフトステンレス
  • シャフト:SMOOTH KICK MP-518I、N.S.PRO ZELOS 8(R)、N.S.PRO 950GH HT(S)
  • グリップ:R2 : ONOFF JDラバー44(44g)R、SR、S : ONOFF JDラバー50(50g)ロフト角、ライ角を±1°を調整可能
  • Made in Japan
  • 詳細を見る >

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