LAST UPDATED：2025.03.04

Products Inside Story vol.30

2025 ONOFF LADY対談（前編）

３月発売 2025 ONOFF LADY開発秘話を制作スタッフがお話しします 。

2025 ONOFF LADYのテーマは “最高の選択で、飛びを叶える。” ドライバーとフェアウェイウッドに 女性モデル初となるウエイトスクリューを搭載。 振りやすさ、打ちやすさをとことん追求しました。デザインも、よくあるウエイトではありません。

ソールでキラリと輝いて、見た目も美しい 『ジュエルウエイトスクリュー』。 このクラブがどのように生まれたのか…？ 企画・開発・宣伝の担当スタッフによる制作ストーリーを 裏話の数々と共にご紹介します。

左＝プロモーション担当　柿本
社内初の女性企画スタッフとして2011年からオノフレディを担当。現在はプロモーション部門でオノフ製品全般の情報を様々なメディアを通じて発信中

右＝クラブ企画担当　冨張
日本女子ミッドアマ決勝進出などの経歴を持つ競技ゴルファー。国内、海外の各地で販売店中心の営業を経験後、ONOFF LADY 2025の企画を担当

M「やるからには、よくあるネジではないものを。そこは絶対に譲れないと思ってました」

M柿本　3月7日、2025 ONOFF LADYがついに発売です。とくに初搭載のジュエルウエイトスクリューがすでに話題になっています。

冨張　男性用のクラブには以前から搭載されていますが、パワーの個人差が大きい女性にこそこの機能が必要だと。それもやるからには、よくあるネジの色や形はやめたい。そこは絶対に譲れないと思って、このデザインを考えました。

柿本　今回の企画を立ち上げたのは2022年のことでした。実際にお店に並ぶまで2年半くらいかかりますからね。

冨張　以前のモデルにアレンジを加えるのではなく、ゼロベースで最初から考えました。

柿本　まず各地の試打会やショップをまわって皆様のお声を聴くことから始めて…。

冨張　ええ。ヒアリングをしてわかったのは、自分にもっとフィットするクラブ、振りやすいクラブが今あらためて求められていることでした。それでウエイトを微調整することで振り感やつかまりをコントロールできるようにしました。

柿本　自分の手でクラブを振りやすくできるのはこのモデルの大きな特長。何を使っても変わらないと諦めかけている方、そろそろシニアクラブに変えなきゃダメかなと思っている方にもぜひ試していただきたいですね。

M「テーマカラーとしておなじみのパープル。もしかしたら黄緑になっていた可能性もあったんです」

左＝2012年メンズモデル　右＝2012年レディスモデル
現在まで引き継がれているテーマカラーのパープルを初めて採用

M柿本　オノフレディは女性を意識したものづくりにこだわり、デザインや形状においても、女性専用に設計しています。

冨張　男性用クラブのヘッドを小さく、シャフトを短くやわらかくすればと思われていた時代からなんですね。

柿本　機能だけでなくデザイン性の高さを両立させる。これも代々守り継いで、他にないデザインやカラーバリエーションを誕生させてきました。

冨張　今はパープルの印象が定着していますが、テーマカラーの候補は実はたくさんあったんですよね。女性用だからって赤やピンクじゃないよね、という声は以前からあったみたいですが。

柿本　みんなの意見を聞いてみようと、女性社員にアンケート調査を行ったことがありました。デザイン画を廊下の壁いっぱいに張り出して総選挙みたいに（笑）。結果は黄緑、パープル、イエローがトップ3。最終的に色とデザインのマッチング性の高かったパープルが1位になって、方向性を決めるきっかけになったんです。

M柿本　今回は塗装も細部までこだわって、ウエイトのダイヤモンドカットと連動したデザインパターンを採用して統一感を持たせています。

冨張　ソールのバック部分とシャフトの手元側にダイヤモンドパターンを入れました。最初はこれまでと同じように市松模様を考えていたのですが、スイス出張中にこのパターンを偶然見つけて、これだ！と。その場で「このパターンできないですか？」って開発チームに電話しました。でも実現するのが意外と難しくて……。

後半に続きます

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