LAST UPDATED:2025.06.03
Products Inside Story vol.33
オノフカタログ 2025(後編)

オノフカタログ2025年版の撮影地は青森県の夏泊ゴルフリンクス。担当者が語る制作現場の様子を数々のエピソードと共にご紹介します。
(プロフィール)
大江旅人
アートディレクター、オノフのブランドプロデューサー。音楽、映像、ファッションなどのブランディングやデザインを数多く手がけている。株式会社ストレンジフルーツ代表
藤田絢子
プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナー。ストレンジフルーツでオノフのブランディング、カタログ制作進行を担当。

M5度目の夏泊ゴルフリンクスへ
Mオノフカタログ2025年版の撮影は昨年10月、青森県の夏泊ゴルフリンクスで行いました。
青森空港から車で約1時間、陸奥湾に突き出た半島に造られた夏泊ゴルフリンクスは本州最北のシーサイドコース。三方を海に囲まれた風光明媚な場所にありますが、コース内に高い木がほとんどないため重たい海風が吹き始めると状況が一変、本場リンクスさながらの雰囲気を味わえます。
スコットランドのグレンイーグルスや米西海岸のサイプレスポイントをデザインの参考にしたというコースはアンジュレーションに富み、要所に待ち構えるポットバンカーやブッシュと相まって一筋縄ではいかない面白さ(難しさ)。リベンジをしに遠方からたびたびに訪れるゴルファーもいるそうです。



2004
M隠れた撮影スポット
Mオノフが夏泊ゴルフリンクスで初めてカタログ撮影を行ったのが2004年。今回が10年ぶり5回目の訪問になりました。
「ここはクラブやキャディバッグを置いて絵になる景色が多く、独特な空気感がある。オノフのブランドイメージにもしっくりくるんです」と大江氏は言います。
「なかでも16番から17番に向かう道のちょっと奥まったところに雰囲気のいい場所があるんです。ジェネラルエリア(スルーザグリーン)ではないので詳しくは言えませんが、ここでドライバーを撮影した写真が広告賞をいただいたこともありました(上の写真)」
M「夏泊は花の季節もいいですよ。次のホールに向かう途中の茂みや池のほとりなど、メインのルートからちょっと外れたところによく咲いています。そんな花の景色を見ると、またここに帰ってきたなと感じます」と大江氏。
2025年版のカタログの表紙にはハリエニシダの花の写真が使われました。スコットランドに多く自生している植物で、気候風土が似ているという夏泊ゴルフリンクスでもコース内のところどころで見かけます。開花中は甘い香りのする花畑になりますが、その後まもなく鋭いトゲだらけのブッシュに変貌するので注意が必要です。
「このカタログはクラブハウスのライブラリーにも置いていただいているので、カタログの写真をご覧になってからコースに出るのも面白いと思います。ただし、花が咲いているかどうかは行ってみないとわからない。タイミングを読むのが難しいんです。ラウンド中にきれいな花と出合えたらそれはとてもラッキーなこと。ぜひ花とコースの景色を楽しんできてください」



2025
MCLUBONOFFの公式サイトでは今回のリニューアルを機にCATALOG COLLECTIONのコーナーを新設。カタログをデジタルアーカイブにまとめ、これまでの全ページをご覧いただけるようになりました。
「それぞれに撮影地のゴルフ場名を入れて、Googleマップにリンクするようにしました。場所を調べたり、お気に入りのコースを保存して今後のプランの参考にする。そんな楽しみ方もしていただけると思います」(藤田氏)
カタログの写真と同時に撮影を行った動画はYouTubeにアップしているので、カタログと一緒にご覧いただくのもおすすめです。ぜひお試しください。
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Information / Recommended products

夏泊ゴルフリンクス
夏泊ゴルフリンクスの公式サイト

YouTube 2025 ONOFF CM
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CLUB COLLECTION
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