株式トレーダー・評論家。1977年横浜市出身。高校卒業後、投資顧問会社に就職。株式投資の魅力に取り付かれて20歳から本格的に開始、各メディアで美人トレーダーとして話題となる。2005年、株式の投資業務、セミナーの企画などを目的として有限会社F&Dを設立。16万部のベストセラーとなった『株が好き♪』（アスペクト）や『ズボラな人ほど得をする! 100円つみたて投資入門』（宝島社）など著書多数。TOKYO MXテレビ『5時に夢中！』レギュラー出演中。
温泉とコースで選ぶなら
小名浜オーシャンホテルから見たコースと海。沖合に浮かぶ照島は江戸時代に詠まれた小名浜八景のひとつ。海鵜（ウミウ）の越冬地として国の天然記念物に指定されています。
株の会合に呼ばれることが急に増え始めたのが20歳過ぎ。周囲の方達と共通の話題をと始めたのがゴルフでした。あっという間に夢中になり、練習とラウンドに明け暮れて時々80台で回れるようになりましたが、長男の妊娠・出産でここ3年ほどは休眠状態が続いています。でも、ついに再開の目途が立ってきました。今はどこに行こうかと、あれこれ思いを巡らせているところです。国内なら福島県の小名浜オーシャンホテル＆ゴルフクラブか、それとも群馬県の初穂カントリークラブか……。どちらも温泉があってコースも面白いので、たびたび車を飛ばして行っていたお気に入りの場所です。
小名浜は太平洋に面したコースにリゾートホテルが併設されていて、16番の海越えパー3や左サイドがすべて海の18番パー4がよく知られています。私もこれまで何度ボールを海に落としてきたことか。それでも繰り返しチャレンジしたくなるコースです。 ホールアウト後に入る温泉露天風呂からの景色もよく、女湯は屋根付きの少々大人しい造りですが、男湯はコースと海に面して完全オープンで、かなりダイナミックな眺めを楽しめるそうです。
初穂カントリークラブの温泉『初穂美肌の湯』。大浴場や露天風呂（写真。男性用）の他、室温75～85℃・湿度15～20％で刺激の少ないフィンランドスタイルの本格サウナも完備。
一方、初穂カントリークラブの魅力は何といっても温泉の泉質です。pH9.8もあるアルカリ性単純温泉で源泉掛け流し。まるで化粧水のようなお湯がお肌をスベスベにしてくれます。ゴルフをしない人が日帰り入浴にやって来るほどで、私も行くたびに朝・プレー後・夜と名湯を堪能しています。クラブハウスにはホテルも併設していて私はスイートの部屋をよく利用するのですが、スイートといってもとてもリーズナブルな値段で泊まれます。いつ行ってもコースコンディションがよく、スタッフも親切。誰を連れて行っても安心して楽しめるコースだと思います。
次々に新しいゴルフ場を探して行く人もいますが、私は気に入ったコースに何度も足を運ぶのが好きなんです。以前、あそこで失敗したから今度こそ、とか、前回はあのルートで攻めたから今回はこっちで行ってみようとか、コンディションと相談しながらプランを練ってゲームを組み立てて行くのは楽しいですし、その都度、判断力が試されるのもゴルフの面白さと思っています。ですからプレー前日はホール図を見てシミュレーションしたり、グリーンから逆算して組み立てたりと、必ず予習してから行くようにしています。
林につかまると、「出していいよ」と親切に言って下さる方もいますが、そんな時も「いえ、けっこうです」と丁重にお断りします。この林は行きやすい、もしも入れた時はどうするか、といったことまで私の中ではすでに織り込み済みなので（笑）。何事においても軽くサラッとというのが性に合わず、突き詰めて、自分で納得できるまで取り組みたくなる。こんな性格だからゴルフにハマったのかもしれません。
上毛連山を一望。高低差が少なくゆったりとしたレイアウトの初穂カントリークラブ。1泊1ラウンドの料金は15000円～、1泊2ラウンドは20500円～（いずれも2食付き）。
大好きなタイでゴルフ三昧
タイの首都バンコクまでは羽田から6～7時間。空港周辺（市内から車で約40分）にもゴルフ場が点在し、旅の行き帰りにもう1ラウンド楽しむことも可能です。
クラブはオノフを長年使っています。まだ20代半ばだった頃、神宮の練習場で発売されたばかりのクラブを試打して以来のお付き合いですから、使用歴はけっこう長いほうだと思います。私はどこに行くにも自分のクラブでないとダメなんです。スウィングのリズムやバランスが崩れてしまうような気がして、貸しクラブは使ったことがありません。手間もお金もかかりますが、海外に行く時も必ずMyクラブを持参することにしています。
休眠明けのゴルフを海外でするとしたら、旅先はやっぱりタイのバンコクを選ぶと思います。これまで何度も通っている大好きな場所で、親しい友人とその家族、10数人でツアーを組んでほぼ毎年出かけてきました。ツアーといってもみんなが仕事を持っていますから現地集合で、滞在中の朝食と夕食は全員一緒。それ以外はゴルフ組、ショッピング組、エステ組に分かれて思い思いに楽しむのがいつものパターンです。
私達ゴルフ組は朝、バンコクに到着したその足でゴルフ場に直行して午前中はゴルフ、そのあとマッサージ店に行き、夜はみんなで美味しい食事と美味しいお酒をたっぷりと。これを4日間続けます。ホールアウト後、あと9ホール回りたい人は回り、帰りたい人は帰る。とても自由で居心地のいいツアーです。
上段＝恒例のタイ旅行にて。愛用のクラブ持参でゴルフ三昧の休日を過ごします。下段＝タイ・カントリークラブ。奥に見えるクラブハウスはジャグジープールなどを備えた豪華さで、サービスも一流。
バンコク周辺にはさまざまなゴルフ場がありますが、私達の行きつけはタナシティー・カントリークラブ。空港からもバンコク市内からもアクセスがよく、プレーフィが手頃。曜日によっては1300バーツ（約4600円）ほどでプレーができて、しかもレストランの食事がおいしいんです。タイ料理だけでなくバリエーション豊富で飽きることがありません。
一度だけ超名門のタイ・カントリークラブにも行ったことがありました。1997年に開催されたトーナメントでタイガー・ウッズが海外初優勝を飾ったコースとしても知られています。ここはいつもプレーしているリゾートコースとは趣がまったく異なり、トラップがしっかり効いて、気が抜けないホールの連続でした。
最後にバンコクの絶品グルメを2品ご紹介しておきます。1つめはタイのラーメンです。食べる直前に自分で唐辛子入りのお酢やナンプラーを入れて好みの味に仕上げるのですが、あっさりした薄めの味付けのスープがそれは美味しくて、ラウンド後の疲れた体にたまりません。現地の皆さんが行列している小さな屋台のようなお店を見つけたら、ぜひお試しください。そして2つめはマンゴーのデザートです。Mango Tangoというマンゴースイーツの専門店がとくに有名で、パフェやドリンクなどメニューも豊富。マンゴーの風味を生かして全体に甘さ控えめなので、普段は甘いものを召し上がらない人にもおすすめです。
マンゴーはタイに行ったら必ず食べたいもののひとつ。屋台やスーパーでさまざまな種類が売られていて値段は格安。絶品スイーツを食べられるカフェも続々誕生しています。
ちょっと寄り道 群馬
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- 尾瀬ヶ原
- 数々の名峰に囲まれた湿原が広がる景勝地。ミズバショウやニッコウキスゲの群生地としても知られている。
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- 吹割の滝
- 高さ7m、幅30mにわたって流れ落ちる様は迫力満点。遊歩道も整備されている。沼田ICから約20分。
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- たんばらラベンダーパーク
- 5万株のラベンダーが咲き誇る。見頃は例年7～8月、夏山リフトも運行する。沼田ICから約30分。
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- 沼田公園
- 真田氏が居城とした沼田城の跡地。現在もわずかに遺構の一部を見ることができる。沼田ICから約10分。
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- フルーツ狩り
- 7月はブルーベリー、8月はぶどう農園が開園。各地で初旬のフルーツ狩りを楽しめる。
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- 川場田園プラザ
- ファーマーズマーケットやレストラン、日帰り温泉などが揃う大人気の道の駅。初穂CCから約10分。
Find Information
- 小名浜オーシャンホテル＆ゴルフクラブ
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雄大な太平洋を望むシーサイドコース。特にインは海を大胆に取り入れたレイアウトを楽しめる。併設のホテルは全208室。米ゴルフダイジェスト誌の2019 Best Golf Resorts in Asiaに選出された。常磐道・いわき勿来ICから12㎞。
18H 6452Y P72
開場／1992年 設計／吉崎満雄
- 初穂カントリークラブ
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上毛連山を一望する高原コース。高低差が少なくフェアウェイ広々。コースメンテナンスのよさでも定評がある。クラブハウス内ホテルは客室25室70人収容。自慢の温泉は源泉かけ流しで露天風呂や本格サウナも完備。関越道・沼田ICから7㎞。
18H 7206Y P72
開場／1992年 設計／宮沢長平
- 沼田市観光協会
- 群馬県沼田市、初穂カントリークラブ周辺の観光情報はこちら。
- Thai Country Club タイ・カントリークラブ
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アジアでもトップクラスの名門コース。開場翌年にアジアホンダクラシックを開催し、優勝したタイガー・ウッズのネームプレートが今もロッカーNo.1に残されている。経営はペニンシュラホテルグループ。バンコク中心部から約60分。
18H 7097Y P72
開場／1996年 設計／デニス・グリフィス
- Thanacity Country Club タナシティー・カントリークラブ
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ノーマン設計のゴルフコースが旅行者に人気。早朝ゴルフやナイターゴルフも実施している。敷地内はプール、フィットネスセンター、テニスコートなどのスポーツクラブ、ホテル、レストランなど施設充実。バンコク中心部から約40分。
18H 7008Y P72
開場／1993年 設計／グレッグ・ノーマン
- タイ国政府観光庁日本事務所
- タイに関する詳しい情報はこちらから。
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