2023.5.24

[vol. 11]

ステップジャンプツアーに期待を込めて


皆さんは日本プロゴルフ選手育成協会(JGDA)をご存じでしょうか? ツアー通算10勝の藤井かすみプロが代表理事となり、新人プロや研修生達が将来、活躍するための環境づくりを目指して発足。活動の一環として『藤井かすみステップジャンプツアー』を開催しています。今回はその取り組みについてお話ししたいと思います。

2021年12月にスタートした『藤井かすみステップジャンプツアー』は年間数試合のミニツアーですが、LPGAトーナメントでの活躍を目指す皆さんが毎回、熱い戦いを繰り広げています。
昨年10月には第11回大会を茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で開催。2週間後に同じコースで行われるLPGA最終プロテストの受験者にとっては格好の予行演習となり、合格者20人のうち9人が『ステップジャンプツアー』の参加選手だったことが話題になりました。

今年は開幕戦の『高麗川カントリークラブカップ』が3月15日に埼玉県・高麗川カントリークラブで行われ、アマチュアを含む90人が出場。オノフのイベントなどでたびたびお世話になっている濱野 希(はまの・のぞみ)、荒武飛名(あらたけ・ひな)の両プロも参戦しました。

また、本戦の前日に行われたプロアマにはクラブオノフメンバーの皆さんをはじめとする70名が出場。ラウンドレッスンを毎月行うなどメンバーさんにとっては慣れ親しんだコースですが、いつもとは違った雰囲気のラウンドを楽しまれた様子で、「私達が普段、打っている場所のはるか先までプロは飛ばしてくる。飛距離の違いを実感しました」「プロのショットやパットを間近に見て参考になりました」といった声が聞かれました。

練習場で実施した試打会では、高麗川カントリークラブ所属でラウンドレッスンでもおなじみの小林一登プロが急きょ参加。臨時レッスン会が開かれてこちらも好評でした。

左上=プロアマに出場したクラブオノフメンバーの皆さんと濱野 希プロ。右上=荒武飛名プロ。先日、水戸で行ったオノフのフィッティング&試打会で飯島 茜プロと。右下=試打会で小林一登プロが臨時レッスン。

前回のこのページでご紹介したとおり、オノフファミリーの竹内輝樹プロが今年からJGDAの事務局長に就任したというご縁もあり、クラブオノフも開幕戦の大会スポンサーとしてお手伝いをさせていただきました。

「プロとして活躍する選手を育成するということは、単に成績のいい選手を増やすことではないと思うんです」と竹内プロは言います。
「ゴルフの素晴らしさを広め、ゴルフを通じて社会に貢献ができる選手が求められている。プロゴルファーも1人1人が人間性を高めてステップアップしていかなければ世の中に付いていけません。私もこれまでまわりの方達に支えられ、たくさんのことを教わってきました。その恩返しの意味でも選手達をサポートしていきたいと思っています」

選手の皆さんがツアー出場を目指しながら社会人としても成長していく。それがゴルフ界を成長させ、活性化させていく。オノフも様々な形で、これからも協力していきたいと思っています。

写真・文/オノフ担当 朝岡郁雄