1980年神奈川県出身。フリーアナウンサー。2003年から10年間、NHKでアナウンサーとして『ニュース7』『爆笑オンエアバトル』などを担当、その後フリーに。 フジテレビ『めざにゅ~』メインキャスターなどテレビ、ラジオで幅広く活躍。現在、TVQ九州放送『おとななテレビ』レギュラー出演中。 趣味はゴルフ、海釣り、歌舞伎鑑賞。一級小型船舶操縦士の資格も持つ。ゴルフ歴5年、ベストスコア109。
サンディエゴの市営コース
コロネイド・ゴルフコースで。グリーンの向こうにサンディエゴ湾にかかるブリッジが見えます。
3年ほど前のこと、中学・高校時代からの友だちで、いつもゴルフに一緒に行っているAちゃんと「一度、海外でプレーしてみたいね」という話になりました。
相談の結果、旅先は共通の友だちが留学しているサンディエゴに決定。
私はそれまで海外ゴルフはグァムで一度経験していましたが、リゾートコースではないゴルフ場をまわるのは初めてなのでテンションが上がります。
サンディエゴへは成田から直行便もありますが、ロサンゼルス線を使うと空港から車でおよそ2時間半。 カリフォルニア州最南の都市で、メキシコ国境までは25kmしかありません。 きれいなビーチやエキゾチックな雰囲気のオールドタウンなど見どころが多く、60を超えるゴルフ場にはトーリーパインズやラ・コスタなど有名コースが目白押し。 春~秋はほぼ連日晴れと気候もよく、西海岸でも指折りのゴルフ天国として知られています。
私たちも「行くからにはゴルフ三昧!」と意気込んでいたのですが、直前になって現地の友だちから残念なお知らせが。
トップシーズンだったせいか有名どころはことごとく予約が取れなかったと言うのです。
しかしあきらめるわけにはいきません。
マイクラブ持参でやる気十分のAちゃんと私はともかくサンディエゴに向かい、当日いきなり行ってもプレーできるところをみんなで探すことにしました。
上段=1888年創業。ハリウッドスターに愛されてきたホテル・デル・コロネイドはサンディエゴのシンボル的存在。左下=レストランや雑貨店が軒を連ねるリトルイタリー。右下=海岸沿いの美しい町、ラホヤは高級住宅地としても有名。
コースは意外なほど近場で見つかりました。ダウンタウンから車でわずか15分。
地元のランドマークになっている巨大なアーチ橋を渡った先の小さな半島にある、コロネイド・ゴルフコースという市営のゴルフ場です。
全米ベストパブリックに選ばれたこともあるというこのゴルフ場は海に面して広々、フラット。
距離もたっぷりありました。フェアウェイのすぐ脇にサンディエゴ湾やヨットハーバーのきれいな景色が広がって、みんなのびのびとゴルフを楽しんでいます。
私たちは3人だったので、ラウンドはもうひとり、年配の男性が加わりました。
とてもやさしく穏やかな方でしたが、私たちは海外で地元の方とラウンドするのは初めてだったのでちょっと緊張感もあり、
これも忘れられない思い出のひとつになりました。
グリーンフィは40ドルほどと、とてもリーズナブル。帰り道にショッピングを満喫したのは言うまでもありません。
上=ヨットハーバーを眺めてティショット。下=旅のスナップのごく一部。世界のあちこちで飲んで、食べてきました。
打ち上げは焼肉&ビール!
軽井沢72ゴルフ 東 入山コース。何度まわっても難しいコースです。
今から5年前、福岡でレギュラー出演している番組の出演者とスタッフでゴルフコンペを開くことになり、私も参加してみたい!
と突如思い立ったのがゴルフを始めたきっかけです。1カ月間だけでしたが週2回、松屋銀座の屋上にあるスクールに通い、あっという間に当日を迎えました。
場所は福岡県糸島市の伊都ゴルフ倶楽部というところでした。待ちに待ったコースデビューというのに朝から結構な雨。
スタートするまでは「あ~あ」という気分でしたが、いざ始まるとこれが本当に楽しくて、雨なんてちっとも気にならないのです。
ホールアウトする頃には「一生続ける!」と心に決めていました。こんなに好きになれるスポーツと出会わせてくれた番組には感謝しかありません。
一時は週2回以上コースに出るほどのハイペースで、スクールにも1年間通い直して、昨年ようやく当面の目標だった110を切ることができました。 自分で考えたとおりに攻められるホールが増えてくるとどんどん面白くなって、最近はさらにのめり込んでいます。
大好きなコースのひとつ、千葉県の富士市原ゴルフクラブ。 現在は終了していてアラカルトメニューになっていますが、朝食ビュッフェが豪華で美味しく、とても気に入っています。
夫婦で休みの日が合えば一緒に関東エリアのゴルフ場に行くのですが、
私は運転しないので、夫(お笑いコンビ『バナナマン』の日村勇紀氏)がいない時でも行かれるゴルフ場をと考えたときに思いついたのが軽井沢でした。
なかでも軽井沢72ゴルフは駅近でとても便利。憧れの東コースをゆったりラウンドするのもいいですし、
スルーでオールセルフの南コースを1日2ラウンドするのも気に入っています。
新幹線の始発に乗り、席で待っていると、サンディエゴに一緒に行ったAちゃんが途中から乗ってきて合流するのがいつものパターン。
朝の軽井沢駅はまだうっすら霧がかかっていて、しっとりした空気と緑のにおい、鳥のさえずりが迎えてくれます。
駅前にタクシーが1台しかいないことが多いので急いで改札を抜けて乗り込むと、次第に霧が晴れてきれいなコースが見えてくる……。
思い出すだけでも顔がニヤけてきてしまいます。
ゴルフのあとは寄り道のルートが決まっていて、アウトレットにある熟成和牛焼肉Agingbeefという焼肉屋さんで打ち上げをして帰ります。 赤身肉のセットとビールで乾杯すれば、それまでの疲れが全部吹き飛んで、元気に東京に戻ることができるんです。
左=いつものメニュー、Agingbeefの赤身のセット。右=軽井沢72ゴルフのレストランで。今日もビールがおいしいです。
フェニックスでリベンジを
フェニックスカントリークラブ住吉コースの8番パー3(188~127Y)。トーナメントでは17番ホールとして使われます。
以前、悔しい思いをしたのが宮崎のフェニックスカントリークラブです。 トム・ワトソンゴルフコースでのナイターゴルフと合わせて2泊3日で4ラウンドしたのですが、 格式の高さと松林に圧倒され、普段はセルフばかりなのでキャディさんの存在自体にも緊張してしまい、始めた頃のスコアに逆戻り。
キャディさんからは「たくさん打っているのに、こんなにスムーズにまわる人は初めて」とスピードだけは褒めていただきましたが(笑)、 次回は同じプレー時間で打数をもっと少なくする!と心に誓って帰ってきました。 とても難しいコースだということは十分、理解していますが、あのコースで思いどおりのショットとパットをつなぐことができてスコアをまとめられたらどんなに 気分がいいでしょう。考えただけでワクワクしてきます。
左=ダンロップフェニックストーナメントの歴代優勝者パネルの前で。右=トム・ワトソンゴルフコースはナイターゴルフも楽しめます。
Find Information
- コロネイド・ゴルフコース
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18H 6590Y P72
開場/1957年 設計/ウィリアム・フランシス・ベル
コロネイド半島にある市営コース。サンディエゴ港やダウンタウンを望むロケーションのよさで数々のコースランキングにも名を連ねる。
- 軽井沢72ゴルフ
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開場/1971年 設計/プリンスホテル
6コース108ホールのビッグスケール。 北コースでは例年8月に女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントを開催。18ホールスループレーの南コースは軽井沢での時間を有意義に使いたい人におすすめ。
- 熟成和牛焼肉Agingbeef軽井沢店
- 軽井沢駅南口から徒歩1分の軽井沢プリンスショッピングプラザ内にある焼肉店。和牛を一頭買いし、高級食材で知られる熟成肉をリーズナブルに提供している。
- 富士市原ゴルフクラブ
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18H 6837Y P72
開場/1992年 設計/R.T.ジョーンズJr.
毎年夏にステップ・アップ・ツアーを開催しているJLPGA認定コース。230ヤードのドライビングレンジなど練習施設も充実。
- フェニックスカントリークラブ
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27H 10262Y P108
開場/1971年 設計・監修/大橋剛吉、大橋貞吉
黒松林にセパレートされたシーサイドコース。深いガードバンカーや日向灘からの海風、松の木の空中のハザードが待ち受ける。 1974年以来ダンロップフェニックストーナメントを開催。
Pickup Item
キャディバッグとお揃いのネームプレートを旅行鞄にも。ラウンドバッグにラウンド使用するものをまとめて入れておくのも忘れものをなくすコツですね。