club onoff

生涯獲得賞金総額が10億円を突破、ツアー通算21勝を誇り、
現在の女子ツアーの中でも５本の指にも入るといわれる稀代のショットメーカーとも言われています。
長年ツアーで活躍している李知姫（イ・チヒ）プロにお話をお伺いしました。

- 昨年から4月までは黒ドライバーをお使いでしたが、今回（5月）赤ドライバーをテストされていました。
赤ドライバーをテストした感想をお聞かせいただけますか？

「初めて打たせてもらったときに捕まりが良くて弾道も高く、何よりスピン量が私にはちょうどいいと思ってこれから試合に向けてテストしたいなと思いました。」

スピン量の違いについては女子ツアー帯同クラフトマンによると同じシャフトでも赤・黒と試したところ赤の方が低スピンで弾道が良く黒の方がスピン量が多く左・右とバラつきがあったこと、赤の方が着地してからのランが出てまさに高弾道低スピンの弾道が出たそうです。
女子はアッパーに打って、リアルロフトを増やし、低スピンで打ち出し角が高いショットを打っています。
そのためにドライバーのロフトを少な目のものを使用してます。その操作をしやすいのが赤ドライバーだったようです。

- オノフのクラブの中でも特に気にいってるのはドライバーだと伺っています。
赤を試されている途中だとは思いますが、どこが気に入っているのでしょうか？

「そうですね。気に入っているのは私はドライバーが一番ですね。
どんどん改良されていると思いますが、打感も徐々に去年よりも今年のほうがもっとよくなっていると思います。
クラブも進化していると思うので、その力を受け取って、ちゃんと結果を出したいと思っています。距離も出るようになりましたし」
（現在は赤ドライバーをエースとして使用中）

- ありがとうございます。
ドライバー以外に今シーズンを迎えるにあたり特に注力した点はありますか？

毎年オフシーズンはスイングを調整するのですが、今年は特に100ヤード以内のピッチショットを練習しました。
平均バーディをあげたいなと思って、精度を高めたい、そこを中心に取り組んで練習しました。

- 具体的に打ち方や意識の変化があれば教えてください

「打ち方ですね。もう少し、体を回して打つイメージでショットしたいなと。弾道を低く、高く上げるボールを、と打ちわけを練習しました。風が吹いたときも負けないように、もっと安定するようなショットを練習しました。」

- 練習場では、かなりスイングを矯正しているように見えました。
スイングで気をつけていることはなんでしょうか？

「軌道がアップライト気味なので、フラットにして身体を使って打てるようにですね。
身体が後ろにいかないように、少し突っ込んで打つイメージで、力強い、強い球がでるように、でもフックや捕まり過ぎないように、ということを注意して練習しています。
試合では崩れやすくなるので、オフシーズンで作った形を崩さないように気をつけています。」

- ありがとうございました。

偉大な記録を持ち、トーナメント中は高い集中力でキリっとしたイメージのチヒプロですが、お話を伺った際は非常に優しく丁寧に受け答えいただきました。
そんな人柄からプロの中でもオンニと慕われているようです。
2018年はチヒプロのピンを絡めるショットに是非、ご注目ください。