2024.06.07
チームオノフに今季から新たなメンバーが加わった。小林光希プロ、22歳。2022年のプロテストに合格し、翌23年の下部ツアー「Skyレディース ABC杯」でプロ初優勝を飾り、今年はQTランキング30位の出場資格でツアー前半の試合に臨んでいる。「まずはリランキングを突破するのが目標です」という小林プロは、ツアー8戦目の「フジサンケイレディス」で単独2位フィニッシュを遂げ、その第一目標をほぼクリアーした。次なる目標はツアー初優勝だ。
- フジサンケイレディスでは優勝争いに加わり、応援している我々も熱くなりました。ツアールーキーながら大健闘でしたね。
小林 応援ありがとうございました。結果的には2位に終わり、(ツアー初優勝して)応援に応えることができなかったのは残念です。
- 大会2日目の前半9ホールでは1イーグル・5バーディー・1ボギーの「29」というビッグスコアを叩き出し、一時は単独首位に急上昇しましたね。どこまでスコアを伸ばすのかとハラハラ、ドキドキしました。
小林 後半に入ってバーディーが一つも取れず、3ボギーとスコアを落としてしまって…。風が強まり、シーサイドコースだっただけにスコアをまとめるのが難しかった。前半の勢いが止まり、首位の好位置をキープできなかったことも悔やまれます。
- それでも、最終日のサンデーバックナインでは2バーディー・ノーボギーと着実にスコアを伸ばし、6バーディー・1ボギーの「65」をマークしました。この日のベストスコアで自身のツアー最高順位となる単独2位に入りました。大活躍と言えるのではありませんか。
小林 ありがとうございます。前日スコアを3つ落とした後半のリベンジが果たせたのは嬉しかったです。
- ツアールーキーながら8戦目で早くも優勝争いを演じましたが、如何でしたか?
小林 意外と冷静にプレーができたのでよかったと思います。この経験を今後にぜひ生かしたいですし、優勝争いを何回もしたいと強く思います。
- 今季からチームオノフに加わりましたが、メンバーになった感想は?
小林 メンバーに加われて本当に嬉しいです。昨年の下部ツアーでは先輩の李知姫プロとは顔を合わせることがあり、いつも優しく対応してくださったり、様々なことを教えて頂いたりしていました。黄アルムプロとは、今年のアクサレディスでお会いしてご挨拶することができました。オノフのツアースタッフもとても親切ですし、クラブの調整やチューンアップもすぐに応えて頂き本当に助かっています。接する方々皆アットホーム感があり、安らぎすら覚えることも少なくありません。
- オノフのクラブとの出会いは?
小林 私は11歳からゴルフを本格的に始めたのですが、その小学生時代に使わせて頂きました。中でもアイアンがとても打ちやすかった記憶があります。今はパター以外の13本すべてがオノフのクラブで、ウッドはボールが上がりやすく、アイアンは思ったとおりに飛んでくれるので気に入っています。
- 昨年は下部ツアーが主戦場でしたが、「Skyレディース ABC杯」で優勝を飾っています。ツアープロに転向して着実にステップを上がっているように思えますが、今年は主戦場がレギュラーツアーとなり、戸惑いはありませんか。
小林 まったくありません!とは言い切れないですね。下部ツアーとは違って4日間大会が多いですし、毎週毎週試合がある。コースコンディションはトーナメント仕様ですからグリーンは硬くて速い。毎週のツアー移動もあり、様々なことに慣れて行かなければなりません。
- そんなこともあってか、開幕戦から2試合連続で予選通過を果たせなかった?
小林 慣れってやっぱり大切ですよね。3戦目で初の予選通過ができたのもツアーの雰囲気になれたことが一因だとも感じます。レギュラーツアーはギャラリーもメディアの記者さんたちも多いし、テレビ放映もあり、練習場の環境も整っている。すべてが新鮮、ツアーの舞台って本当にいいですね。
- 今年の目標を教えてください。
小林 リランキングを突破するのが第一目標でしたが、単独2位の成績によって第1回リランキングを突破し、後半戦出場権獲得もほぼ確実になったと思います。2回目のリランキングも突破し、初シード権を獲得したいです。ツアー初優勝ができたら最高ですけど…。ツアーはさすがにレベルが高い。でも単独2位に入れたことで自信と手応えを感じたのも確かです。
- 自身のゴルフを自己分析したなら、セールスポイントは?
小林 精神面では、切り替えの速さですね。ボギーを打った際、引きずらない。ショット的にはアイアンが得意なんです。愛用アイアンがオノフになって、一段と上達したと感じています。あとは得意のパットが決まってくれたなら、また(優勝)チャンスは来ると信じています。
- 切れっ切れのアイアンショットでバーディー量産、そして優勝争い。フジサンケイレディスでの大活躍ぶりを再演し、今度は頂点にぜひ立ってください。応援しています。
小林 チームオノフのメンバーとして、ぜひ優勝したいです。これからも応援よろしくお願い致します。
- 次はツアー初優勝インタビューをよろしくお願いします!