2020.02.27
新たなシーズンを迎えて、チームオノフの黄アルムは1月からフィリピン合宿ですでに始動していた。一旦、日本に戻り、2020年モデル「オノフ赤」シリーズ新商品発表会に出席後はベトナム、沖縄合宿が控えているという。18年はツアー3勝、19年は同1勝の成績を挙げている黄アルムが、今20年の目標を熱く語ってくれた。
- 4月4日に発売予定の「オノフ赤」シリーズのドライバーは[AKA」と「AKA RD5900」がラインアップされていますが、昨年試打した時の第一印象はいかがでしたか。
黄 どちらも好感触で、距離の差はほとんどありませんでした。違いを挙げるとするなら打球感ですね。AKAは軽い打球感でボールが上がりやすい印象を受けました。RD5900の方は、しっかり感があってボールを捕まえて打てそうに思いました。それぞれ特徴があり、クラブが出来上がって来るのがとても楽しみです。
- フィリピン合宿をすでに終えてから日本に戻って来たそうですね。年明け早々、精力的ですが、今年の目標は3年連続のツアー優勝達成でしょうか。
黄
優勝するよりも……実は去年はショットに悩み続けた一年でしたから、それを解消し、気持ちよく過ごせたなら自ずと成績はついて来ると思っています。
フィリピンに足を運んだのは10年ぶりくらいなのですが、知人がいたこと、何よりも一人で練習に集中できる環境を求めてのことでした。ボールをたくさん打ち込むことで悩みを打ち消して頭の中を軽くしたかったんです(笑)。
- 成果はありましたか。
黄 はい。お陰様でショットの感触は随分良くなったとように思っています。これから1カ月ほどベトナムで合宿を行いますが、先生(コーチ)も合流するのでスイング精度をさらに高めて行きたいですね。その後は、さらに沖縄で合宿するつもりです。ハワイ合宿も考えましたが、距離的に遠いし、沖縄のコースは回りやすいと聞いています。
- スイング精度アップが合宿の課題ですね。
黄 はい。以前のスイングとは違って、今取り組んでいるのはバックスイング初期にコック完了させてクラブを振り上げるアーリーコックスイングのマスターです。コックを早めに完了させた後は上体をターンさせてトップスイングを作り上げる。動作の簡潔化によってスイングの再現性が高められる利点があります。
- 体幹のアップも必要になりそうですが、トレーニングを並行して行っているのですか。
黄 筋力アップトレーニングはまだ本格的にはしていません。まずはラウンドをしながらスイングに必要な筋力を高めたいですね。
- 新たなスイングと新しいオノフ赤ドライバーがマッチングしたなら、今年も1勝以上をマークするのは必至?
黄 そうなれば最高ですね。去年とは違って気持ち良くスイングし、イメージしたショットを放ち続けられるようにしたい。そのためにも充実した合宿になるように頑張ります。
- 体に気をつけて、ぜひ成果をあげてください。期待しています。