2021.1.14
2019年に年間2勝を達成し、賞金ランキング9位の自己最高成績を挙げたチームオノフの浅地洋佑プロ。さらなる活躍を期してオフシーズンのトレーニングに励んだという。迎えた20年ツアーだったが、コロナ禍によって予定されていたトーナメントは次々に中止となった。激減した試合数は、どんな影響を与えたのか。浅地プロに2020年を振り返ってもらい、21年への抱負を話してもらった。
- 体のシルエットが変わったように見えます。昨年よりも体がひと回り大きくなったのではありませんか。
浅地 筋力量のアップをメインにオフシーズンのトレーニングをして来たからでしょうね。その一方で、コースラウンドも精力的に行いました。月に20ラウンド以上をこなしました。
- 準備万端で20年ツアーを迎えるはずが、コロナ感染拡大で開幕戦がなかなか開かれませんでした。9月にようやくツアーが開幕しましたよね。どんな目標を立てて臨んだのですか。
浅地
まずはベストテン入りでした。でも、思うような成績を挙げられませんでしたね。ショットの安定性に欠けていたというか、球が暴れすぎていました。実はスイングをマイナーチェンジしたのですが、以前のスイングのショットとの違いというか、試合という実践の場でのギャップを埋めきれなかったのが不振の要因だと思います。ショットとショットの噛み合わせも上手く行きませんでした。
賞金ランキング上位者が出場できた今年の最終戦ゴルフ日本シリーズには、出たかった…。でも、仕方がありません。ショット精度を底上げして、ゴルフのレベルを上げて行くだけですね。
- トーナメント開催日程が不透明な状況では、モチベーションを保つことも大変だと思います。21年ツアーに向けて、このオフシーズンの予定は?
浅地 1、2月は沖縄で去年と同じように、東京五輪での活躍を目指しているスポーツ選手たちとの合同合宿をします。五輪選手の中に入って一緒にトレーニングを積むと、自然にモチベーションは上がります。それを持続させて21年ツアーの開幕戦を向かえたいと思っています。とにかく、まずは1勝、ツアー通算3勝目を飾り、ツアー最終戦ゴルフ日本シリーズ出場権を手にしたい。
- 体をさらに鍛えるのですか。
浅地 筋肉量のアップはもちろんですが、それと並行して柔軟性も高めて行きます。スピードを速めるには柔軟性は欠かせないからです。
- 筋力量とスイングスピードのアップとなれば、飛距離も伸びますね。
浅地
確かに以前よりも飛距離がアップしました。黒オノフドライバーを愛用し続けていますが、これを超える新モデルが登場したなら、もっと飛距離は伸ばせるはず。開発スタッフの皆さん、よろしくお願い致します(笑)。
飛距離でアドバンテージを取り、優勝という結果を出すことで一人でも多くの人に勇気と希望を与えたい。それが、21年ツアーでの最大目標です。応援よろしくお願い致します。
- ひと回りもふた回りも大きくなった体とゴルフで、豪快な勝ちっぷりを期待しています。