2019.06.13
6月1日に開催いたしましたイベント「クラブオノフ“レディ”デイ」の飯島茜プロのトークショーをご紹介いたします。当日は練習レンジでのレッスンから、パッティンググリーンでのアプローチ・パターのレッスンまで飯島プロに大活躍していただきました。
懇親パーティ内のトークショーでも、身振り手振りで練習方法を紹介いただいたり、ギアについて話していただいたり、とても為になり、笑顔の絶えない楽しい時間となりました。
司会 本日は、レッスンでご協力をいただき有難うございました。受講された方もとても喜んでられたようです。飯島プロ、レッスンされての感想をお聞かせくださいますか?
飯島プロ こちらこそ有難うございました。皆様とてもお上手だったのですが、スイングの基本を守れて無い方もいらっしゃいましたね。(笑)今日やったことは基本なのでそれを今後も大切にしていただければと思います。
司会 実は今回、飯島プロのレッスンは大人気ですぐに予約枠が埋まってしまったんですよ。参加できなかった方のためにも、アマチュアの方にお奨めの練習法を教えていただけますか??
飯島プロ 体の使い方ですね。ご自宅で練習するとしたら、枕でもいいのですが、体に近いところに抱えてテークバックからフィニッシュまでの体を動かす練習をすると、体のモーションがわかってくるので飛距離も伸びます。女性はパワーが無いので大きな筋肉を使った方が良いと思います。体重移動も出来るようになり良くなると思います。
司会 有難うございます。ほかにございますか?
飯島プロ
ほかに?(笑)タオルを使っての素振りです。素振りをするときに、インパクト前に解けないようにインパクト後に解けてタオルがまっすぐに伸びるように練習すると良いと思います。
(タオルを使って何度も見本見せていただきました)
司会 ところで飯島プロ、今年の調整具合はいかがでしょうか?
飯島プロ 今までは年間でやっていたので既に仕上がっていないといけない時期なのですが、今年は試合にまだ出ていないので試合感は薄れています。でも、レッスンをすることで意外に自分が気づくことがあったり、クラブを新しくかえたりしたので、試合で試せることが楽しみです。前とは危機感が違う、出られる試合も限られているので、そういう意味では楽しみですね、仕上がっているかどうかわからないのですが・・・。(笑)
司会 得意なクラブはありますか?
飯島プロ
あまり好き嫌いは無い方ですが、アイアンやユーティリティ(以下UT)が好きです。
UTは、球が上がっちゃうと飛ばなくなるイメージがあるのですが、オノフのUTに変えてから球も上がるしスピン量も凄く良いですね。試合になるとショートホールが160ヤードとか170ヤードに設定されることが多くなるのですが、オノフのUTは球が上がって止まるので、バーディチャンスの機会が増えたかなと思います。オノフ契約選手だけではなく契約フリーの選手も多く使っているので、やはり非常に打ちやすいんでしょうね。
司会 いま非常に大事なところですので、(会場爆笑)皆様、覚えておいていただければと思います。
飯島プロ 本当ですよ。(笑)
司会 オノフ契約プロをサポートするスタッフのツイッターなどを見ていると、UTがすごく評判が良くて契約プロ以外にも使っていただいているようです。飛距離の話やスピン量の話など、いま飯島プロがおっしゃられたことをよく目にします。
飯島プロ 女子だと6番アイアンを抜いてUT6を入れてみたり。最近ではUT7も流行っていますよね。UT6はPWみたいなイメージで打てるので楽ですよね。上がりやすいですよね。
司会 オノフの契約選手で今年活躍されている大城さつきプロがインタビュー記事で飯島プロのアドバイスがよかったと答えてられます。オノフのスタッフ間で話題になっているのですが、どんなアドバイスをされているんでしょうか?
飯島プロ
一緒に行った合宿の時から彼女は変えたいところを決めていました。彼女は体重が後ろに残ったまま、手を強く使っていく癖があるんですよ。右に乗れない、でもパワーがあるのですごく飛ぶんですけど。
右に乗って左に回転するのを覚えたら手が前に出て行くようになった。それに、つかまりが強い選手だったのでそれを改善したのと、ショートゲーム。それをやることによってだいぶ良くなってきていますね。あとは自信(笑)。練習で持ち上げて、いい意味ですよ。(笑)技術もよくなっているから自分の中では自信にもなり、不安も無くなってきて、より気持ちよくプレーが出来てきているのかなと思います。技術はかなり上がっていると思います。
司会 試合で飯島プロと大城プロが同じ組で廻っているのを見たいですね。
飯島プロ 言っているコーチが下手だと思われたら困るから・・・。(笑)
司会 見本を見せてからということになっちゃいますね。
飯島プロ そうですね。(笑)凄く技術が上がっているから早く勝ってほしいと思いますけどね。
司会 後一歩ということが今年何回もありましたね。
飯島プロ 3日間とか4日間になってくると疲れて、悪い癖が出やすくなりますね。それをトレーニングで補ってきてるし、プレッシャーが掛かると、体が止まりやすくなりますがその対処ができてきたら最終日も崩れなかったりするのかなと思いますけどね。
司会 今日飯島プロのレッスンやアドバイスを受けられた方は大城プロと同じように調子も上がりそうですね。
飯島プロ 継続して練習をしていただければよくなってくると思います。
司会 飯島プロご自信が試合に出られた時にこういうところを見て欲しいってございますか?勝負強さとか?
飯島プロ 試合から離れているので、言いづらいんですが、ショットメーカーなのでショットを見ていただきたいなと思います。パターはまだ悩んでいるところもあるのですが、言っていることの通り(本日のレッスン)にはやっていると思うので、参考にしていただけたらなと思います。
司会 飯島プロがオノフと契約いただいてから4年になるのですが、オノフのクラブの良さはどんなところでしょうか?
飯島プロ 契約する前から何本かオノフのウッドとかを入れていたのですが、私はまず顔で決めるタイプなので、顔が合う、構えやすいんですよね。イケメンの顔をしている。ぼてっとしている感じではなく、シューっとしていてネックからフェースへのつながりがすごく好きで違和感が無くて私の好きな形が多かったんです。
司会 アマチュアの方へのお奨めのクラブのセッティングをお願いします。
飯島プロ まず、ドライバーですね。そしてスプーンは、やはり難しいんですよ、女性には。私もオノフを使用する前はW3は球が全然上がらなかったんですよ。上がらないと距離もだしづらくて、ライとか悪いと打てないじゃないですか。オノフになってロフトは他メーカーと同じなのに球が上がりやすくなりました。球が上がりやすいクラブを選択するとしたらW4でもいいですし、W4入れてそしてW7。私の場合U4、U5、U6とアイアンは7番から入れて50度と58度と入れているんですが、ウエッジは女性ならSWとAWを近づけて1本でもいいと思いますし、それでウッドの数を増やすとか。距離が残ると思うので、なるべくそういう番手をもう1本入れてもいいと思います。
司会 30ヤード以内のアプローチでウエッジの選択をどうするかについてアドバイスをお願いします。
飯島プロ 状況にもよりますが、池とかラフがあって上げないといけない場合はSWのほうがいいと思います。転がすことができたりグリーンが大きく30ヤードほどある場合は、早く落とした方がいいのでAWとかで球を上げないで楽に転がした方が良いと思います。
司会 有難うございました。では続きましては、ご参加いただいている方からの質問タイムです。
Aさん ミスが続くとミスをひきずるのですが、アンガーマネージメントとアンガーコントロールについて教えてください。
飯島プロ 完璧主義の人ほど、こうだったと引きずってしまう傾向にありますが、引きずっても何も良いことはないです。怒っていても忘れられなくても、次のホールがきてしまうので。対応方法は、ルーティーンを同じにするといいですね。イライラしているとリズムが早くなるし、力みます。なので、素振りがいつも1回の人は1回、入り方もいつも一緒にして、早く入らないとか、常に同じ事をやることです。怒らないのが一番良いのですが引きずりやすい人は、怒り続けていたり忘れようと思ってもあれがこれがとずっと考えていて集中しにくくなります。常に同じルーティーンを心がけるようにした方が良いかなと思います。
Bさん どういうストレッチをやって柔らかい体を維持しているのですか?
飯島プロ 小さいときからゴルフをやっているので、スイングすることで肩甲骨など柔らかくなっていますね。プロなので試合が終わった後も体のケアを常に行います。肩甲骨は何もしないと硬くなるので、タオルなどをもって肩甲骨をやわらかくする運動なども良いですし、スイングには股関節も大事ですので、寝転がって内回しとか外回しとか、上げたり下ろしたりなどして股関節も鍛えた方がいいですね。また、バランスボールに乗って前後に動かしたり、回したりするのもいいですね。ちょっとずつやった方がいいと思います。無理すると続かないのでかるーく毎日継続することが良いと思います。
司会 飯島プロ、本日は有難うございました。また、ご参加いただいた皆様も有難うございました。