2021.1.28
2020年は激変の一年だった。コロナ感染拡大の影響によって外出が制限されたり、マスク装着を求められたりと社会に大きな変化が起こり、新たな常識が定着した。ツアープロ生活からレッスン生活に転じたチームオノフの飯島茜プロにとっても、激動の一年だったようだ。新たな一歩を踏み出した飯島プロに近況をインタビューした。
- 2020年を振り返って、飯島プロにとってはどんな一年でしたか。
飯島 19年くらいからツアーにほぼ出ていないので、試合の中止が続いたことに関して影響はありませんでした。様々な自粛があったり、緊急事態制限が出されたりしましたが、それでもレッスンに来て下さる生徒さんもいたので、色々なことをたくさん教えられた一年だったように思います。
- 20年10月には、ゴルフレッスンアカデミー「飯島茜 TOHO GOLF ACADEMY」を開講されましたよね。
飯島
これまではラウンドレッスンがメインでしたが、東宝調布スポーツパークでオノフの女性向けイベントのレッスン会がきっかけになり、レッスンアカデミー開講のお話を頂きました。コロナ禍でなかなか宣伝ができなかったこともあって、まだ火曜日の週1回、プレスクールという形態ですが、お陰様で徐々にリピーターの方も増えて来ています。
21年からは本スクール開講に漕ぎ着けられたら、とは思っています。
- コロナ感染拡大が広がり始めた当初は、どのように過ごされましたか。
飯島
以前はツアー転戦ばかりでしたから、家で過ごす時間はほとんどありませんでしたからね。たとえば、緊急事態制限の期間は家にばかりいると体を動かさなくなるので、散歩にはよく出掛けるようにしていました。都内ですけど、それでも一日15キロ、20キロは普通に歩いていましたね。平気でそれくらい歩けることに驚きました(笑)。
自炊もしていましたよ。肥らないように野菜を中心にしたメニューで、身体にやさしい玄米も、ヘルシー趣向です。それくらい家にいなければなりませんでしたからね。
家に居ることが増えると、ゴルフが息抜きになって来ます。家に居る生活に慣れてはいなかったので…。
- ゴルフ面での変化はありましたか。
飯島
ツアーに出なくなり、レッスンするようになったせいか、スイングが良くなったように感じています。教えることが増えたことで自分のスイングを客観的に見られて、ツアーに出ている時にこれくらい打っていたらと思うほど体と頭が一致するようになって来ました。教えていて、もしかすると自分は言っていながら、そこが悪いかも知れないとか、基本がズレていることがありますからね。
試合では結果をどうしても求めてしまうので、スイングの基本に取り組めなかったり、戻れなかったりしたように思います。その点、今の方がスイングを客観視できて、冷静なのでしょうね。
- 21年の抱負は?
飯島 テレビ中継解説やラウンドリポーターもやってみたいですし、アマチュアの方がツアープロに教えを受ける機会が少ないので、レッスンを中心に続けて行きたいですね。様々な分野にもチャレンジしたいと思っています。
- お気に入りのオノフのクラブは?
飯島
得意クラブは何ですかとよく尋ねられますが、オノフのクラブすべてが好きなのでいつも答えに困るんです。とにかく打ちやすい。だから、キャディーバッグの中のクラブは、すべてオノフです。
ヘッドのたわみの復元力を利用してボール初速アップにつなげるパワートレンチは最高ですよ。飛んで曲がらない。現役引退気味というか、現役時代に比べてトレーニングは減っていますが、オノフのクラブのお陰で間違いなく飛んでいます!私と一緒にラウンドしたアマチュアの方はオノフの新作クラブを「飛んでいる」と言ってくれて、皆リピーターになっています。私の周りで新作クラブがバズっていますよ(笑)。
- それは、凄い。飛ぶという言葉にゴルファーは敏感ですからね。貴重なお話をして頂き有難う御座いました。
*インタビューで話題になった飯島プロのスクールはこちら
飯島茜 TOHO GOLF ACADEMY
東宝調布スポーツパーク
182-0025 東京都調布市多摩川 2-29-1 TEL:042-444-0007
https://www.tohochofu-sportspark.com/