2023.07.20
チームオノフの大城さつきは、QTランキング35位で今季ツアーに臨んでいる。ツアー前半戦では「一打及ばず」の予選落ちが続いていた。だが、「ドライバーもアイアンもショットが良くなり、あとはパット次第の状態になりました」と明るい笑顔を浮かべる。近況とツアー後半戦、そして強い味方についてインタビューに応えてくれた。
- 今季は、再シード入りを目標にツアーに臨んでいると思いますが、手応えは如何ですか。
大城 プロトタイプのドライバーがすっかり馴染みましたし、アイアンショットも復調したと思っています。
- プロトモデルのドライバーをすでにツアー投入しているのですか。
大城
プロトモデルの段階で一目惚れでした。「顔」が本当に良かったんですよね。お陰で出来上がって来たドライバーを実際に手にしても違和感がありませんでした。
ロフト10度のヘッドは、私にとってはボールが少し上がり過ぎる感じでしたが、ロフト9度のヘッドは弾道の高さ、ボールの伸びがイメージとピッタリだったので、すぐに(6月中旬から)使い始めました。
- 即投入とは、完成度の高いドライバーなのですね。
大城
弾道や球質だけでなく、インパクトでボールがフェース面に乗り、押せる打球感も気に入っています。オノフのクラブ担当スタッフに鉛調整をして頂いたら球質が強くなり、飛距離がさらに伸びたのにはホント驚きました。
それとスイートエリアがとにかく広いんです。歴代1位ではないでしょうか。ミスヒットしたボールが曲がっても、フェアウエイサイドのラフには収まってくれるんです。フェアウエイサイドの林にはボールが飛んで行くことがありません。ミスヒットしたことがバレないんです(笑)。
見た目はハード、難しそうなクラブに感じても実際に打ってみるとやさしい。オオカミの皮を被った羊ですね、このドライバーは。
- 大きな安心感がありますね。2打目のアイアンではグリーンを狙えますね。
大城 はい。アイアンのライ角をアップライトに調整して頂いたお陰でイメージどおりのフェードボールが打ちやすくなりました。ヘッドの振り抜けが良くて高い打ち出し角、高弾道のボールになり、飛ぶ。しかも高い球だからグリーンにボールが止まってくれる。あとはパットの出来次第で、成績結果が変わって来ると思っています。
- ツアーは後半戦に折り返しますが…。
大城
リランキングによってツアー出場チャンスが少なくなると思うので、下部ツアーに専念する道もあるかなと考えています。ウェーティング選手としてツアー会場へ足を運んで、残念ながら試合に出られなかったとなるよりも、下部ツアーの試合で確実に成績を積み上げる。試合の出られないのは、とにかく辛いし、下部ツアー賞金ランキング10位以内なら(ツアー出場優先順位を争う)QTはファイナルから出場できるからです。
ドライバーもアイアンもショットが良くなっているので、これからは好成績を挙げていたパターに戻して試合に臨みます。
プレーに関する不安がなくなったことで、復活への光が見えて来たと思います。
- 新セッティングのクラブで好結果をぜひ挙げてください。
大城 応援よろしくお願い致します。