2018.10.05
2015年のLPGAツアー第3戦「Tポイントレディス ゴルフトーナメント」で5シーズンぶりのツアー通算7勝目を飾ったチームオノフの飯島茜。プレーオフ6ホール、ツアー史上最長の1時間47分の死闘の末の勝利だった。8勝目を期待される中、シード権の無い今シーズンは一戦一戦を大切に戦いながら、8月に開催された「CAT Ladies」で3位タイの好成績を残している。ツアー後半戦への意気込みや愛用クラブについて尋ねてみた。
- CAT Ladiesでは3位タイ、今季自己ベストフィニッシュでした。後半戦に向けて弾みがつくのではありませんか。
「いつも応援して頂いて本当に有難うございます。今季はリランキング32位でのツアー前半出場権で試合に出ているので、後半戦はリランキング上位に食い込まなければ出場チャンスがなくなってしまいます。ですから順位を一つでも上げたいと思っていたので自分としても嬉しい成績結果ですね」
- ベストテン入りを増やして行きたい?
「安定して上位に行きたいですね。ツアー前半戦、ショット自体は決して悪くなかったのですが、スコアや成績につながりませんでした。ゴルフのどこが悪いというのではなく、プレーの良い流れを作れなかったように思います。大事なパットが決まってくれれば流れが作れる、流れを掴めるのですが、それをポロポロッと外してしまう。
逆にロングパットが入ってくれると次のショットのリズムも良くなり、好プレー好スコアに結びついていますから、その辺がやはり大切なのかも知れません。
とにかく、良い結果を皆さんに知らせられるように頑張ります!」
- 後半戦に向けて、新「オノフドライバー赤」の試打テストをしているそうですが、感触は如何ですか。
「インパクトの打球感が良い。そんな印象的なドライバーです。今使っているオノフ LABOSPEC 358ドライバー(2015年モデル)との比較試打で、ボール初速が速く、飛んでいる感じがありました」
2016年モデルから採用されたのが「パワートレンチ」だ。ソールとクラウン(ヘッド内部)のフェース側に近いエリアでトゥ&ヒール方向に溝構造を施し、インパクト時のヘッドのたわみを向上させてボール初速のアップとスピン量を最適化。ボールの推進力を飛躍的に高める新発想構造であり、それをさらに進化させたのが18年モデルなのだ。
溝構造をクラウン外側にさらに深く長く設定。リーディングエッジに近づけ、平行配置することでインパクト時のたわみを一段と大きくし、復元力をより高めている。また、ミスヒットの許容性アップによってオフセンターヒットでの飛距離ロスを抑える効果も秘めている。
- 進化したパワートレンチのたわみ効果が実感できたのですね?
「ボール初速が速まりましたからね。でも、まだ試合で使う決心までは至っていません(苦笑)。今使っているドライバーは風に結構強く、曲がりが少なく、振りやすいからです。エースドライバー以上に飛んで曲がらないと実感できるまで、試合投入にはもう少し使い込んでからかなと思っています」
- アベレージゴルファーは飛ばし願望が強い。飛距離アップのアドバイスをお願いします。
「やさしく飛ばせるオノフドライバーに換えてみることですかね(笑)。スイング的にはミート率のアップが一番です。スイングプレーンの精度も大切ですが、たとえどんなスイングをしていても、いつも同じポイントに当たらないと飛びませんからね。ヒールにばかり当たっていては飛距離を望めません」
- その点、新オノフドライバー赤はミスヒットの許容性が高い。オフセンターヒットをカバーしてくれるから、まずはドライバーをオノフにするのが手っ取り早い。
ですね。ほかに即効性のある方法としては、いつもよりクラブを短く握ってスイングするのがお勧めです。クラブが長くなるほどミート率はどうしても落ちてしまうからです」
- 確かに、6番アイアンよりもシャフト長が短いサンドウェッジの方が簡単に打てます。
「ボール位置のチェックも大事です。スタンス中央寄りにティーアップしていることで、ボールが上がらない。カット打ちに陥って振り切れない、飛ばない人も意外に多いようです。ターゲット方向へ振り抜き、フィニッシュが取れるようにスイングできるボール位置を再確認してみてください」
- 次回も飯島茜流うまくなるレッスンをお願いします。
「よろしく願いします」