2022.7.6
「ようやく光が見えて来ました」。猛暑対策を兼ねて、ゴルフキャップを被ったチームオノフの浅地洋佑プロは、明るい表情で今季ツアー前半戦を振り返った。ここまで10試合に出場して予選通過は5試合。ダイヤモンドカップでの26位タイが今季最高位だが、ショット不調の長いトンネルからようやく抜け出せそうな手応えを得た。だからこそ、近況インタビューでも笑顔が自然に零れたようだ。浅地復調近し!だ--。
- ツアー10戦目のジャパン プレーヤーズ チャンピオンシップは今季5試合目となる予選通過を果たし、4日間プレーしました。試合はバーディー合戦となりましたね。
浅地
1カ月ほど前にインタビューを受けた時よりもショットの調子は大分良くなって来ました。長いトンネル出口の光がようやく見え始め、復調まで「まだまだ」から「まだ」に変わったと思っています。
バーディー合戦となった試合に関しては、プレーの流れをなかなか作れず、波に乗れませんでした。ショットがうまく噛み合ったなら、好スコアを出せる手応えがあったんですけどね。ショットがピン方向へ大分行くようになったので…。
- パーオンを逃した場面もありましたが、巧みな小技でパーセーブしていましたよね。
浅地
はい。ここ数試合はサンドセーブ率が100%に近く、アプローチショットもうまくカップに寄せられています。
厳しい位置のピンをデッドに狙ってグリーンを外した時にパーセーブが出来ず、ボギーにしてしまうケースがまだある。「初心に戻る」というか、ピンの広いサイドへボールを確実に運び、バーディーパットを打つ攻略プランでリズムを作って行くようにしようかとも考えています。
- アマチュアゴルファーが不調に陥ったなら、どんなアドバイスを送りますか?
浅地
スイングを直接見ることができたなら、最適なアドバイスを送れるのですが、それこそ原点に戻るという意味でも、ハーフショット練習を積んでスイングの軌道やフェース面のコントロール感を見直す、取り戻すことをお勧めしますね。
スイング幅を右腰から左腰までに抑え、飛距離は無視して方向性をまず整えるのです。クラブヘッドを真っ直ぐに走らせる感覚を取り戻し、スクエアインパクトができるようになったら、徐々にスイングスピードを速めて行く。そしてスイング幅を大きくして最後はフルスイングでも同じように打てるようになれば、完全復調を迎えられるはずです。
- 地道な練習を積み続けることが大切なのですね。ツアーは8月上旬の日本プロゴルフ選手権までオープンウイークとなりますが、それまでどのように過ごすのでしょうか。
浅地
ローカルトーナメントに出場する予定もありますが、主に練習とトレーニングに努めようと考えています。入念な調整をしてメジャー二戦目の日本プロゴルフ選手権を迎えたい。8月もツアートーナメントが少ないのでアジアで開かれる大会に2試合ほど出場します。
好スコアを出す「流れ」は自分で作れると思っていますし、そのためにも練習してショット精度を高め、本来の調子を取り戻して行きたい。
- チームオノフファンが喜ぶ結果を挙げて次回の近況インタビューに臨んでもらえることを願っています。
浅地 頑張ります。いつも応援ありがとうございます。