2021.1.21
2020年3月の開幕戦に向けて調整をしていたチームオノフの大城さつきプロ。だが、新型コロナ感染拡大によってトーナメント開催の中止が相次いだ。ツアーがようやく開幕したのは6月。ツアー初優勝を目標に掲げていた大城プロには、どんな影響を及ぼしたのだろうか。
- 20年ツアーに向けてオフシーズンの調整は順調だったのでしょうか
大城
はい。地元の沖縄県で開催される開幕戦は、やっぱり気持ちが入ります。2月には飯島茜プロが沖縄に来てくれて、ゴルフを見て頂いたのですが「調子が良いね」と太鼓判を押してくれるほどでした。
でも開幕戦が中止になり、予定されていたト―ナメントも次々に中止が発表され、ゴルフの調子が下降線をたどり始めてしまいました。好調さをキープし続けるのは、本当に難しいですよね(苦笑)。開幕戦が6月にずれ込みましたが、その時はゴルフの調子が思わしくなく、プレーしていても違和感ばかりが生じる状態でした。結局、それが続いてしまったように思います。
- 8月下旬に開かれたニトリレディスでは、初日7アンダーをマークして首位スタートを切りましたよね。
大城
決して完璧なゴルフができたからではありません。実はショットが曲がってばかりでの好スコアでした。ティーショットを曲げて林に打ち込む。でも、ボール地点へ行ってみるとなぜかボール前方が開けていてグリーンやピンを狙える。ホント、ビックリするくらいでした。同組や前後の組の選手からは「林の中にしかいませんでしたよね」とか、「ガサガサしてばかりいたのに」とか、「本当に7アンダー?」って尋ねられるようなゴルフでした。そんな感じです。
練習場でスイング動画を撮影し、飯島プロに送ってみてもらったのですが、「スイングがヤバイよ!」と言われるほどの不調だったのは事実です。
試合後、飯島プロが居る東宝調布アカデミーに足を運び、レッスンして頂いて不調から脱することができたのですが、練習では出来ても試合では上手く行かない。あるいは、出来る時と出来ないときのギャップが大きい。そんな繰り返しの2020年でした。
それでも矯正すべきスイングポイントや練習法も教えて頂いたので、オフは地元沖縄でみっちり練習します!
コロナ禍でツアーが21年と統合されたことは、不振だったことを考えたなら良かったとは思います。スイング修正の時間を頂けたようなものですから…。
- プラス思考ですね。
大城
例年のようにツアーが1年で区切られたなら、スイングを治す時間もありませんし、結果がすべてですしね。その点、21年と統合されたので修正時間もあれば、試合で試すことも出来るのは私にとっては幸運でした。
それと飯島プロが火曜日なら東宝調布アカデミーに居るというのも大きいです。じっくり見て、教えて頂けるのは有難いです。やるべきことが明確になったのでオフもスイング修正に専念できます。
- オノフのクラブの使用感を話して頂けますか。
大城 パターを除き、ドライバーからウェッジまで13本すべてオノフですが、どのクラブをセッティングするか困るくらい、すべて気に入っています。顏も良ければ打感も良いし、ドライバーはスピン量が適正ですし、ウェッジはメチャ止まってくれる。キャディーバッグにはクラブがいつも16本入っていて、試合当日の朝はどのクラブを抜くか悩んでいるほどです。すべてのクラブが最高の域にあると思います。
- オフシーズンにスイング修正を完了させ、開幕戦からぜひ活躍してください。
大城 ツアー初優勝を目指して頑張ります。これからも応援よろしくお願いします!
*インタビューで話題になった飯島プロのスクールはこちら
飯島茜 TOHO GOLF ACADEMY
東宝調布スポーツパーク
182-0025 東京都調布市多摩川 2-29-1 TEL:042-444-0007
https://www.tohochofu-sportspark.com/