2018.09.21

[Part. 6]

Part.6 李プロ NEW 赤への想い、飛距離UPの練習法、アプローチの考え方などを語る。

ドライビングディスタンス(DD)順位とフェアウェイキープ率(FW)順位を合算したのがトータルドライビング(TD)ランキング。2018年9月3日現在で李知姫プロは12位(DD48位/FW18位)。TDランキングとパーオン率順位を合算したボールストライキングランキングでは13位。パーオン率14位、パーセーブ率8位とショットメーカーらしい安定した成績を残している。そんな李プロが今年から手にしたのは、新「オノフドライバー赤」だ。信頼するドライバーの実力ぶりを李プロに明かしてもらった。

オノフ独自の「パワートレンチ(溝)」効果--ソールとクラウン部に施された溝がフェースをたわませ、復元させる。そのパワーによって初速アップをもたらす効果が、多くのゴルファーを救い、そして喜ばせて来た。
 そんなパワートレンチをさらに進化させたのが18年モデルの新「オノフドライバー赤」だ。前モデルよりも、ソールの溝は77ミリから105ミリと長く、深さは+0・5ミリ、幅は+1・0ミリに拡大したことで、フェース全体がより大きくたわみ、オフセンターヒットに一段と強くなったことで話題を集めている。
 実はフェース素材に高強度・高弾性のLD433プラスチタンを採用し、フェース裏側をV字型リブ構造にしたことも反発エリアのさらなる拡大をもたらしたのだ。ミスヒットに強い。だから、飛距離が出る。一発の最長飛距離よりも、平均飛距離にアップを確実に導いてくれるドライバーと言う表現が正しいのかも知れない。

- 新「オノフドライバー赤」を使い続けての印象は如何ですか。

「ボールがつかまり、飛距離のバラつきが少ないで、本当に安心してティーショットに臨めます。以前のドライバー(黒)と比べて、飛距離はほとんど変わりませんが、ミスヒットした際のショットの曲がりが少なく、方向性に安定感があります。」

- ツアー界屈指のショットメーカーと評される李知姫プロでも、試合中にミスヒットすることがあるのですか。

「もちろん、ありますよ(苦笑)。でも、新ドライバー赤はそのミスヒットをカバーしてくれますから、平均飛距離に限ったら昨年よりもアップしていると思います。オノフのクラブは毎年どんどん改良され、進化していますから、アマチュアゴルファーの皆さんにもぜひ手にしていただきたいですね。」

李プロのスイングはトップスイングでの上体と下半身の捻り差が、それほど大きくはない。インパクトからフォロースルーに掛けて右足を蹴り上げ、腕とクラブが綱引きのように引っ張り合うスイングでもない。トップスイングからの切り返し後、両膝を若干折り曲げることで上半身を少し沈み込ませ、インパクト直前に折り曲げた両膝を伸ばすことで飛ばしパワーを生み出す。フットワークによる上半身の跳ね上げ動作で飛ばすスイングタイプなのだ。

- 今シーズンに向けてオフには特別な練習を何かしたのですか。

「これまでよりも、体をもう少し回して打つイメージでショットするように心掛けました。弾道の高低を打ち分ける精度を高めたいと考えたからです。風が強い時のラウンドの際に風の影響を受けにくく、ショットがもっと安定するように練習しました。」

- ツアーは長丁場ですから、ショットの好不調の波も少なからずありますよね。どう対処しているのですか?

調子が悪くなった時は決して落ち込まず、良い時のスイングをひとつずつ思い出すようにしています。ですから、好調の時は、なぜショットが良いのかを冷静に考察し、体にそのスイング感覚を覚え込ませておくように努力しています。」

- アベレージゴルファーに好調な時は少ないのですが、飛ばし願望は強い。どうすれば飛距離アップができますか?

「とにかく練習するしかありませんよね。練習と言っても実際にクラブを手にし、ボールを打つことだけが練習ではありません。クラブを振るスイングイメージで体を、筋肉を常日頃から動かすようにすることが大切です。暇と時間をみつけては、ボールを打つイメージで筋肉を動かすようにしてみてください。」

- 練習場へ足を運べないことを言い訳にしてはいけませんね(苦笑)。

はい。ゴルフスイングで使う筋肉をいつも動かしていたなら、久しぶりに練習場へ行っても思っていた以上のショットを打てるようになると思います。そして、新オノフドライバー赤を手にしたならボールが上がらない、スライスが多いと悩む方でもドライバーショットが楽しくなるはず。弾道や球筋が一定し、ミスヒットをクラブがカバーしてくれるからです。」

- スコアメイクのカギと言われるアプローチショットを上手く打つ秘訣は何かありますか。

「私はリズムを一番大切にしています。ボールにクラブヘッドを早くコンタクトしようとしてスイングがつい性急になりがちですよね。それがスイングリズムを乱し、ミスを招いてしまう。ドライバーショットもアプローチショットもスイングリズムを安定させ、リズム良く打つことがグッドショットをもたらしてくれるのです。
 それと、もう一つ大切なのは寄せに対する考え方です。ランニングアプローチ、ピッチ&ラン、ピッチショット。おおよそ寄せには3種類の選択肢がありますが、最初に判断するのは転がして寄せられるかどうかです。ボール位置からグリーン、カップまでラフやハザードがなければ転がし寄せることを最優先させましょう。パットを苦手にしている人はいませんよね。安全確実に打てる。パターでは寄せにくい状況で7番アイアン、時にはユーティリティーやフェアウエイウッドを手にするのです。」

- あのタイガー・ウッズもグリーン周りからフェアウエイウッドで転がし寄せたシーンを観たことがあります。

「私達プロでも寄せの基本はランニングアプローチなのです。転がしでは寄せられない状況の場合、次の寄せの選択肢としてピッチ&ラン、それでも乗せる、寄せるのが難しい時にボールをフワッと上げて寄せるピッチショットあるいはロブショットで打っているのです。
 肝心の距離感はパットと同じで、クラブヘッドの振り幅を左右均等にしてみてください。バックスイングとフォロースルーの振り幅を同じにするのです。これで寄せのミスが激減し、スコアアップができると思いますよ。」

- 即効性のあるアドバイスありがとうございました。ツアー後半戦での活躍を期待しています。

「オノフクラブの進化に報いるためにも、優勝を飾れるように頑張ります。」

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